満足度9000円/9000円
久しぶりの三谷芝居。最近は三谷幸喜といったら取れないからねー。
そんなプラチナチケット。上演時間が3時間超えというのをみて、ちょっと萎える。長いかなーとは思ってたけど。
話自体は夏目漱石のロンドン留学の話。深津絵里の演技も「いまさら」なところも正直ありますが、まあ許してあげましょう。
で、3時間はやっぱり長かった。エピソードを短くするとか、削ったりしてもいいんじゃないかなーと思ったり。浅野和之が一番偉いなと。
ベッジ・パードン@世田谷パブリックシアター
ウーマンリブ VOL.12 「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」@本多劇場
満足度7000円/6500円
久しぶりのウーマンリブ。期待も膨らみます。
宮崎あおいを舞台で見たことあったと思ったけど、プロフィールを見る限りはそんなに出てないようなので、初見ってことなんですかね。さすが子役上がり、意地が悪い演技が似合います。松尾スズキ、荒川良々、岩松了あたりはよくも悪くも期待を裏切らない芝居、というとこでしょうか。
脚本、ネタ、音楽、演出、どれをとってもシャレが効いてて、カミカミの演技を有り余るほどカバー。絞り出してるあっちよりもリラックスして楽しめて、さすがクドカンな感じです。
ナイロン100°C 36th SESSION「黒い十人の女〜version 100°C〜」@青山円形劇場
満足度6900円/6900円
円形で長丁場は休憩あれどお尻に悪い(笑)。
古いお話ながら、ナイロンぽさもほどよくブレンドされていて、映画のほうも観たくなる感じ。10人の女優さんの数人は知らなかったけど(失礼)、いずれも魅力的。それにしても緒川たまききれいだわー。新谷真弓もよかったし。松永玲子は最初わからなかった(笑)。
トップ・ガールズ@シアターコクーン
満足度9000円/9000円
さまざまな演劇シーンで活躍の7人の女優の共演!とか。メンツを見ても豪華というのかよくわからないけど。どの人もわりと見てるから?またしても翻訳劇で、とは思ってたんだけど、割と面白かった。話のつながりはよくわかんないとこあったけど。
大人は、かく戦えり@新国立劇場小劇場
満足度7000円/7000円
海外芝居。最近なにかと多い気が。
短いし、面白くないとは言わないけれど、説明的な少し早いセリフ回しは気にはなります。そんなふうに話す人いないしね。
大竹しのぶのある意味キレ演技はカンニング竹山に近いものが。それで結構笑いをとってるところもあったけれど。秋山菜津子の良さが余計に目立ちます。
まあコメディなんすよね、これ。
2010年のベスト(芝居編)
- 大人計画「母を逃がす」@本多劇場
- シアターコクーン・オンレパートリー2010「黴菌」@シアターコクーン
- NYLON100℃ 35th SESSION 「2番目、或いは3番目」@下北沢 本多劇場
再演が一位とは(とかいって自分で決めてるわけだけど)。
本数も少ないけど、これといったものもなかった。新しい劇団を開拓しなくては、かな。
シアターコクーン・オンレパートリー2010「黴菌」@シアターコクーン
満足度9500円/9500円
なんとも豪華キャスト。いったい主役は誰なの〜?といったところで。休憩ありの3時間超えはナイロンだと思えばまあ普通だけど、コクーン中2階の横の席は首がいたい。何十回も(言い過ぎ?)来たことあるけど、この席は初めて。
ケラっぽいセリフ回し、ちょっとした笑いはいつもどおり。ナイロンの芝居に比べると抑え気味だと思うけど、それが逆にいい感じ。エンディングについては「?」と思うところ多かったけど(寝てないよ)、パンフに書いてあったりするのかな?特に分からなくてもいいんだけど。
大人計画「母を逃がす」@本多劇場
満足度6500円/6200円
再演だしなぁと思ってたけど、昔よかったころの(失礼)、エロ、タブーといった感じが復活で「やれば出来る子」状態。みんなもやりやすそうで迷いがない感じ。
99年のときの記録みたら「今までの中で最高」的なことが書いてあった。99年のベストワン。たしかにそうかなー。そのときには誕生日に見に行って、グループ魂のCDをもらったのでした(笑)。
K2@世田谷パブリックシアター
満足度8500円/8500円
またもや(?)翻訳劇。海外のものだとどうしてもストーリーに入れないのだが。遭難してるのにいろいろ語りすぎかなと思わなくもなく。照明がきれいだった。草磲くんは泣いてる芝居だと鼻水かよだれがいつもすごいと思うのはぼくだけか?
叔母との旅@青山円形劇場
満足度6000円/6000円
一人の役を4人の演者がくるくる変わって、ちょっと不思議な演出。円形の舞台もうまく使って(というか、円形だからうまく使ってるのか、使いたくなるのかは分からず)。
しかしこの手のお芝居はおばさん多いなぁ。誰目当て??
ヨーロッパ企画 第29回公演「サーフィンUSB」@下北沢 本多劇場
満足度4000円/4000円
初見。テレビっぽいなぁと思ったんだけど、それは映画とかテレビの原作とか構成をやってるという先入観があったから?短くあっさりとした終わり方はこれでよかったのかどうか。もう少しみたいかなと思ったんだけど。
俳優さんもよく知らないので、次も観てみよう。
NYLON100℃ 35th SESSION 「2番目、或いは3番目」@下北沢 本多劇場
満足度6800円/6800円
久しぶりのほぼオールキャスト。
3時間超えも予想通り、気合い十分でした。
が、ちょっとこれまた少し難解な感じ?客演陣もほとんど出番なし。贅沢だな。
At Home At The Zoo@シアタートラム
満足度7000円/7000円
堤真一見たさのお芝居だと思うけど、2幕目は本人舞台にいるだけで、ほぼ大森南朋の一人芝居。てこともあってか、こっくり船をこいでる人を多く見かけた。確かに分からんでもない。
1幕目はキョンキョンとの掛け合いで、それなりに見れたのだが。
2人の夫とわたしの事情@シアターコクーン
満足度9000円/9000円
かなり古い話の翻訳劇とのこと。3幕もある、演出はケラってことでかなり覚悟してたんだけど、40分ちょっとが3幕だった。休みなしでも出来そうな時間だけど、転換があるから、ということかと。ドラマ3話分。
松たか子、渡辺徹、段田安則以外の出演者は一幕にちょこっとずつ。小劇場だったら複数役だなと思えるほど贅沢な感じで。
えれがんす@紀伊國屋ホール
満足度6500円/6500円
このおばさまたちに囲まれては。。。て感じの若い俳優さん(中村倫也とかいうらしいけど)もがんばらざるを得ない、いろんな意味で。
設定はオリンピックイヤーだからかな、とは思うけれど、実際はストーリーにあんまり関係ないかなという気がしなくもなく。上演時間も1時間半とちょっと短めで、「紀伊國屋でみるお芝居」というイメージ通りです。
2009年のベスト(芝居編)
- NYLON100℃ 33rd SESSION「神様とその他の変種」@本多劇場
- バンデラスと憂鬱な珈琲@世田谷パブリックシアター
これ、って感じのものが正直なかったんですが、ナイロンはよかった。
バンデラスと憂鬱な珈琲@世田谷パブリックシアター
満足度8500円/8500円
脚本がマギーと福田雄一ということで、ナンセンスなギャグがテンポよくて。33分探偵ぽくもあり。小劇場のコメディぽいといえばそんな感じ。昔ジョビジョバもこんなだったかなぁとも思ったり。出演陣も(見た目としても)バラエティにとんでて、後ろから見てもだれが演じてるかってわかりやすかったかなと。いい席でしたけど。
あんまりお芝居見てない人にもお勧めかなぁ。
「印獣 ああ言えば女優、こう言えば大女優。」@PARCO劇場
満足度8400円/8400円
R2C2に続いてクドカン@PARCO劇場。台詞回しもストーリー(鈍獣のエピソードを思い出させるところも)もそして歌も、「らしさ」満載で。年齢層高く(自分もか)、笑いすぎの客に若干あきれるところあれど、十分楽しめました。
NYLON100℃ 34th SESSION「世田谷カフカ〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜」@本多劇場
満足度6800円/6800円
みのすけも犬山イヌコも松永玲子も大倉孝二も峯村リエも出てなくて、この内容とはなかなか挑戦的。学がないので楽しめないところもあったけど、3時間見ること出来ました。映像とか音楽はよかったかな。まあいつもどおりしっかりしてるといえばそれまで。
大人計画「サッちゃんの明日」@シアタートラム
満足度9500円/9500円
ちょっと前の「愛の罰」などの障害者、エロといったところは真骨頂というか懐かしい感じすらして、それに加えて薬物だと、ちょっと入れすぎかも?と思ったりして。薬物はぴあによると偶然だそうだけど、あまりにもタイムリー。
面白かったかどうかでいうと、この辺のレベルにしてくれるなら次も買おうかなぁと思うところ。