今年のベスト
  1. 大人計画「母を逃がす」@本多劇場
  2. MONKEY MIND(ジョビジョバ)@東京芸術劇場(小2)
  3. NYLON 100℃ 17th session 「テイク・ザ・マネー・アンド・ラン」@本多劇場
  4. NODA MAP 「パンドラの鐘」@世田谷パブリックシアター

  1. NYLON 100℃ 18th session 「テクノ・ベイビー〜アルジャーノン第二の冒険〜」@本多劇場 満足度 4,300円/4,300円
    今年の最初にみた SIDE SESSION と同じくナンセンスなギャグが多かったんだけど、前回と違って 役者がよいのでちゃんと見ていられた。 ただ、こういったギャグも役者たちは何度もやっているからちょっと慣れてしまってる感じがしてしまった。 きっと稽古のときが一番テンション高くて楽しいんじゃないかと。 ぼくはこういうの好きなんだけど、芝居見にいくの初めての人にはつらいかもしれないよなとちょっと思った。
  2. 「パンドラの鐘」@シアターコクーン 満足度 4,500円/8,000円
    どうしても先に観た野田版と比べてしまうのはいたしかたないところ。 すでにストーリーが分かってしまっているとはいえ、ぼくとしては野田版のほうが よかった。 にな川版はどうしても舞台が分かりやすくて想像力がかきたてられない。 直接的すぎるというか。 いつも観ている芝居とは違うからかもしれない。 NODA MAP も必ずしも好きなわけではないのだが。 役者陣も平均すれば野田版のほうが個性があってよかったと思う。 演技はともかく役としては大竹しのぶよりは天海祐希のほうがあってると思う。
  3. 劇団☆新感線 「LOST SEVEN」@アートスフィア 満足度 3,500円/5,500円
    いつもとは違うらしいが、ぼくにとってはそれほどの違いはなかった。 違うといえばいつもよりアニメっぽさが際だっていたような感じがなんとなくした。 そのせいかは分からないが、どうもストーリーに入っていけなかった。 2幕目はそれなりに見れたんだけれど。 それにしても新感線はどうもキャラメルっぽい感じがどうしてもしてしまう。 客の雰囲気とか。看板な人がでてくるとそれだけで拍手が起きたりとか。 歌舞伎だという人もいて、それはそれでいいのかとも思うんだが、どうも馴染めない。 ついついそういう色眼鏡で見てしまい、肝心のストーリーに集中できなくなってしまう ぼくも不幸といえば不幸なのか。 羽野晶紀や小須田康人はよかった。京晋佑はなんか花がたりないような気が。
  4. NODA MAP 「パンドラの鐘」@世田谷パブリックシアター 満足度 6,500円/8,000円
    最初いつもの野田秀樹っぽいセリフまわしや演出にちょっと引き気味なところはあったが、 古田新太や松尾スズキらの好演でそれらも気にならなくなった。 筋もいつも以上に分かりやすいのはきっと同時期に上演しているにな川(漢字変換できず)版を 考えてのことだろう。 それにしてもちょっとあんまりかなと思えるところはあるんだけど。 満足度は出演者を考えると定価分出してもよかったけど、やっぱ8000円は高いかなってとこで。
  5. NYLON 100℃ 17th session 「テイク・ザ・マネー・アンド・ラン」@本多劇場 満足度 7,000円/4,200円
    話も分かりやすく、出演者の演技も安定していて、安心してみていられた。 いつもながら長いのには疲れたけど。 いわゆる「夢オチ」の説明をするのはあまりにも直接的すぎるので、もう少しいい演出だと もっとよかったかと。その分わかりやすさはでてるんだけど。 やっぱ SIDE SESSION よりも本公演のほうが気合いが入ってる感じがする。 今年は年末にもう一度本公演があるらしい。あいかわらず多作だなあと思うけど楽しみだ。
  6. 犬を使う女@シアターコクーン 満足度 5,500円/6,000円
    ともさかりえの初舞台ということや、いろいろなところの評判では演出がいまいちだということを聞いて いたので、不安はあったのだが、そこそこ楽しめた。ともさかりえも最初のシーンから最後までほとんど 出っぱなしだったのに、しっかりしていたと思う。 周りをかためる男性陣は豪華だった。いわゆる小劇場系な人達。 ただ時間は2時間半と長かった。最後の盛り上がるところ(ともさかりえの長いセリフまわし)はやや 長すぎた。もうすこしすっきりしてもいいんじゃないかな。
  7. 劇団☆新感線「直撃!ドラゴンロック2 轟天大逆転〜九龍城のマムシ」@サンシャイン劇場 満足度 5,500円/5,500円
    久しぶりの新感線。今回はストーリーを重視していないとかで、ネプチューンなんかのコントを観ている ような感じだった。もちろん、ネプチューンなんかよりは基礎もしっかりしてるし、笑いも違うけど。 客層も全体的に若くて、キャラメルボックスに近いものを感じた。ネプチューンもこんな感じかなあ。 ストーリー自体は簡単明解。もう少し短くしたらほんとに夏休みの子ども向けにできるような分かりやすい 作りだった。 なんかその分少し引いてしまった。まあ面白いんだけど心にはしみないっていうか。これはこれでいいと 思うけど。 アクションやセットも派手。もともと新感線はそうなんだけど。今年の最初にやった「西遊記」も この雰囲気だったらもっと面白かったと思う。 あと、客演の三宅弘城の身のこなし(バック転したりして)には驚いた。ナイロンでは観たことないよ。
  8. 新・幕末純情伝@銀座セゾン劇場 満足度 7,000円/7,500円
    昨年はシアターコクーンで行われたものの再演。 昨年も観て筋が分かっているから、と思ったが、十分楽しめた。 まだ、2回目だからどこがアドリブになっているかとかそういうところまで は分からないが。 出演陣もみんなうまいし、テンポもいい。 ただ藤谷美和子のセリフは少々聞きにくいところがあった。まあご愛敬か? それほど下手とは思わないし、この華やかな感じは他の人で演じられることがちと 思い付かない。 他の出演者では、日テレのドラマでメジャーになった吉田智則の演技が光った。 急拠決まった代役らしいが、迫力のある演技だった。なんといってもドスが効いた 声が印象的だった。 と十分満足であるのだが、やはり 7,500円ってのは高いなぁ。
  9. 20世紀アンダーグラウンド活劇 「月晶島綺譚」@銀座セゾン劇場 満足度 6,000円/8,000円
    前評判はいまいちだったようだが、それほど悪くなかった。それとも悪いと聞いていたから 少々甘いか。 稲垣吾郎も見られないほど下手じゃないし。山崎銀之丞らと比べるのも可哀想だろう。 もっとも脚本はあんまりよくない、というかちょい素直すぎ。 演出もちょっとつかっぽいかな。あと稲垣くん目当てのファンが多いせいか、そのような 人が喜びそうなネタが最初多くて少々閉口。まあファンだったらそれでもいいのかな。 それにしてもセゾン劇場高すぎ。閉館するわけだ。
  10. 大人計画「母を逃がす」@本多劇場 満足度 6,300円/4,200円
    満足度では下にあるジョビジョバより低いかもしれないが、今んところ最高。 今までの大人計画の中でも最高の部類に入ると思う。
  11. NODA MAP「半神」@シアターコクーン 満足度 6,000円/7,500円
    今まで見た NODA MAP の中では一番よかった。や、意味がよくわかんないところはあるんだけど、 いいのはわかったっつーか(笑)。 やっぱり原作と本がいいんでしょうか? 深津絵里もけっこういいと思います。ぶさいくなメークをしていたそうですが、 ぼくにはわかりませんでした。 あとやっぱり NODA MAP は細かいセリフ回しが結構多くて、 それが面白いという人も多いのかもしれないけど、ぼくにはあんまり。 聞き取りにくいところもあるし。特に野田秀樹。 あといつもながら値段は高い。シアターコクーンのせい?
  12. MONKEY MIND(ジョビジョバ)@東京芸術劇場(小2) 満足度 6,000円/3,000円
    テレビでもブレイク(死語)中の彼ら。なんとチケットは20分でソールドアウトとか? テレビで見て来た人をすかしたものを見せるようなことをいっていましたが、そこまではやってないように思います。 テレビで見たキャラのギャグもあったし。 それにしても演じている人たちが楽しくやっている感じがすごくする。 たぶんそこが一番の魅力だろう。 あと6人ではやってるように思えないほどのテンポのよさがあります。 昨年の SUMMER TOUR よりは好みです。 セットも割と凝ってるし、これで3000円は安い。
  13. ロンドン-パリ-東京(ナイロン100)@本多劇場
    SIDE SESSION ということで、犬山犬子などの主要なメンバーが見られなかったのは残念。 そのせいか少し単調だった。 ナンセンスなところは好きなんだけど。
  14. 西遊記@青山劇場 満足度 5,000円/8,400円
    はじめての青山劇場。出演陣がとても豪華なのでかなり期待していたのですが、 ホリプロが絡んでいるためか、演出がおとなしめというかつっこみが足りない気がしました。 筧利夫、古田新太、手塚とおるあたりは見ていて安心できるのだが。 坂井真紀は悪くないんだけど、所詮3人のうちの一人というか、特に光ってるって感じなかった。 満足度5,000円のうち、4,000円は出演者のギャラって感じ。