ホテルは HOTEL FRANTOUR というところ。一応地球の歩き方にものっている。
星の数は2つ。
ツアコンのお迎えによりタクシーで30分程で到着。220FFぐらいだったように
おもう。ツアコンの人が払ってくれる。
ツアコンの人の話ではブラジルとアルゼンチンのサポータがいるといっていたが、
どうやらアルゼンチンでなくメキシコらしい。
でも数は圧倒的にブラジルだ。明日のブラジル戦があるからだろう。
フロントはそのブラジル人達で混雑していた。
ツアコンの人手続きをしてくるからといってぼくのパスポートを持って消える。
その間15分ぐらい。なかなか戻ってこないのであせる。もしこのまま戻ってこなかった
らどうしようかと本気で考える。
やっと戻ってきて、部屋の鍵を渡される。なんとカード式のオートロックだ。
部屋の前についてカードを通して開けようとするがあかない。もちろん、
鍵がとけていることを示すランプがついている。どうやらかなり固いらしい。
やっとのことで部屋に入る。
部屋はかなりいい感じだ。2つ星とは思えないほど。お湯もちゃんと出る。
窓からはエッフェル塔が見える。おーまさにパリ。
次の日の集合は 6:15。すでに 0:00 近い。
飛行機の中もほとんど寝なかったのだが、それほど眠くない。神経が高ぶっている
のか?
真っ先にやったことは通信関係だ。
最初は会社へ接続。GSM 携帯でかけてみる。うまくつながる。メールソフト
のせいか、大きなメールの取り込みに一度失敗したが、その後は安定している。
次にSo-net。コネクタを確認する。
この部屋は電話だけでなく、MINITEL もあった。そのせいかしらないが、コネクタは
ちゃんと外れて使えそうだ。カプラは無駄な荷物となったようだ。
モデムチェッカで極性を確認後接続し、ホームページのデータをアップロードする。
スピードは遅いがちゃんとできる。これで今後もちゃんとできるだろう。
のどが乾いたのでミネラルウォータを買うためフロントで両替してもらう。
ミネラルウォータは各フロアにある自動販売機で買える。10FF。
しかし、ここで 10FF 機械にすいとられてしまった。というのも、"OUT OF ORDER"
という貼り紙があったのに気付かなかったのだ。
がっくりするも、別の機械を探して買う。
あと風呂に入って寝る。
集合場所にいくと、そこそこ人が集まっていた。最終的には5〜60人ぐらいでは
なかっただろうか。バスは2台か3台らしい。
ぼくのようにレプリカユニを着ている人は思ったより少なかった。3割いない
感じだ。しかも去年の最終予選のように殺気だってない。
バスはなかなか出発しなくて、結局ホテルを出たのが 7:00 近かった。
Lyon までは450km、ツアコンの話では青森までの距離という。所要予定時間は
余裕をみて6時間らしい。遠い、TGVがよかったなぁ。
朝食は朝配られたが、オレンジジュースとりんごとフィナンシェ(みたいなの)と
ゼリーのかたまってないようなやつ。
しかも、バスの中は禁煙だけでなく、飲食も禁止とのこと。途中でよる予定の
サービスエリアまではお預け。
走り出すとまもなくチケットが配布された。
当然、連番ではなく、カテゴリもばらばらだ。一番いいカテゴリの人もいるらしい。
ぼくのは 250FF のカテゴリ2らしい。スタンドは色で入り口から分かれている
らしく、ぼくのは黄色。この時点ではどこだかわからない。
チケットにはいわれていた通り購入者の名前らしきものがある。この人から
いくらで買ったのだろうか。
バスの中はすごく静か。朝早いこともあってかみんな寝ている。でも座席の間が
狭いので苦労しているようだ。
バスは高速をつっぱしる。周りには麦畑しか見えない。ときおり放牧された牛がいる。
2時間ぐらい走って最初の休憩。朝ご飯を食べる。ホテルでもらったのに加えて、
サンドイッチとカフェオレを頼む。30FF。
時間がないのでいそいでかきこむ。
売店で使い捨てカメラと新聞(L'EQUIPE)を買う。それぞれ55FF、4.90FF。
新聞はほとんどがワールドカップかなり詳しいが、ぜんぜん読めない。
今日の試合のことももちろん載っている。どうやら座席はゴール裏の前段らしい。
座って見れるかなぁ。
天気予報も載っている。雨みたいだ。かっぱはもちろんもっているが、心配。
11:30 ごろ再びパーキング。お昼タイムとなる。レストランは超混雑。
ショーケースからすきなものをとってもらって最後に清算するシステム。
キルシュとラタトゥイユと肉のへんなの(ケパブみたいの)とジュース。
ラタトゥイユの量が半端ではない。肉はあんまりうまくない。
集合時間まで時間がないのでごめんなさいして残す。
バスに戻るとまだ運転手が戻ってこないため中に入れない。もう集合時間なのに。
さすがフランス人。
14:00 ごろ Lyon に入る。天気は晴れている。よかった。暑いぐらいだ。
日本人の姿も目立つようになる。
バスを降りてスタジアムまで歩く。結構距離がありそう。
バスをスタジアムの近くはやはり日本人が多い。
ダフ屋もいるが、今日はチケットを持っているので値段はわからない。
チケットを求める人もほとんど見かけなかった。
周りでは、顔にペイントする店もある。
スタジアムを取り囲むようにして入場制限がされている。この時点でチケットを
持っていない人はスタジアム近くさえ行けない。
ここでは荷物検査もある。まあ普通のものなら大丈夫。ビンやカンの持ち込みが
できないところも日本と同じだ。めずらしいのはペットボトルのふたを取られる
ことぐらいだろう。
中に入ってオフィシャルショップでパンフレットを買う。おみやげにと4部買う。
1冊50FF。
別にだれにあげるつもりでもない。ほしい人は
メールください。
あとテレホンカードも買う。100FF。うちに電話しようかと思ったけど、並んでいる
のでやめる。
スタジアムの中には 15:00 ごろ入る。キックオフの1時間前だ。この時間では
あまり人は入っていない。
そのうち選手たちがアップをはじめる。どうやら小村が先発のようだ。
今日もスリーバックでいくらしい。加茂化してしまった岡田監督には少々失望する。
他のメンバーも変わりがないようだ。
シュート練習もまったく枠にいかない。心配はつのる。
選手のアップのときには、それぞれの国の曲がかかる。日本は安室奈美恵の
"can you celebrate ?" だ。なんか盛り上がんないなあ。だれが決めたんでしょ。
試合はほぼ予想通り。日本が終始押し気味にすすめている。しかし、今までの試合
通りはいりそうな雰囲気はない。
日本の悪いパターンのような気がする。攻めてるんだけど決まらないっていう。
正確には攻めている「ように見える」のかもしれない。
城も最終予選の最初のころの雰囲気に戻って
しまったような感じをうける。ディフェンスはうまくやってる。一番心配な
小村もなんとかやっているようだ。
この時点でジャマイカはどっちかといえば中盤省略。特に最終ラインの17番(たぶん)
はトップにはった選手にあわせるって感じだ。
前半は日本がぼくの座っている側に攻めてくる。名波のシュートなどが入っていれば
きっと流れは変わっていただろう。
攻めてくるときや、コーナーキックのときにはスタンドは立ち上がる。クリアされたり
するとまたみんな座る。いい運動になるかな。
スタンドは日本サポータ、ジャマイカサポータ、フランス人とけっこうごちゃまぜに
なっているので、応援も散漫だ。ただ、反対側に陣取っているウルトラス(かな?)を
のぞいては。
ジャマイカの点数は2点とも、一人の選手がするするっとドリブルであがってきて
やられたという感じ。なんでとまんないの?って感じだ。パス回しで崩されたわけじゃ
ないので、余計にダメージ大きくないだろうか?
2点目は明らかに小村が止めるべきでは?1点目はよく分からないけど。
それにしても城は決められなかった。スタンドでも替えろという声があがっていた。
実際、ロペスに交代したときは拍手があがったが、これは「城、おつかれさま」
ではなく、「ロペス、まってました」であることに違いはない。
あと、平野をいれたりして、左からのすばやい突破を少し見せる。
日本の記念すべき(しかし時すでに遅い)ゴールは中山だったようだが、あそこまで
くずせば入るでしょうって感じがした。遠いサイドだったので、違うかもしれない
けど。
最後は短かったが期待の小野がでた。がんばっていたように思うけど、機能するには
時間がかかるから、いいプレーはあまりみられなかったように思う。もっとできると思うのに
残念だ。もっと早くだせばよかったのに。
結局 1-2 で、全敗となってしまった。日本ではマスコミがなんてかくのだろう。
これでサッカー人気もまた盛り下がってしまうのでしょうか。
スタンドには紙吹雪がちらばっているので、掃除して帰る。人のまいた紙吹雪を
片付けるのにもっとも寂しい試合だったのではなかろうか。
スタジアムをでるとき、袋井のはっぴをきたおじさんをみつけた。話しかけようかと
思ったけどやめる。2002年は大丈夫かなあ。
外はふたたび雨がふっている。けっこうちゃんとふっている。もうふらないと思って
傘はバスに置いてきてしまった。これは日本サポータの涙雨か?そんなことないか。
バスは予定出発時間の 19:00に出る。バスの中もいたって静か。きた道を帰る。
夕食はくるときによったパーキングエリアと同じところらしいがなんか違う気がする。
フライドチキンとエスプレッソ。
ここで、予定時間になってもかえってこない人がいる。どんなツアーでも必ずいる。
30分ぐらいまつ。どうやらどこにバスがあるのかみつからなかったらしい。
そのあとはホテルまでほとんど寝る。HP200LX も暗くて使えないし。
でも寝にくいので結構疲れる。当初はバス泊だったのが、例の騒動でホテル泊に
なったのだが、そうなってほんとによかった。で、2時ごろついてねる。