- NYLON100℃ 24th SESSION「東京のSF」@シアターアプル
満足度 5,300円/5,300円
久しぶりに全員がそろったせいか、かなり出来もよかったような。
舞台の仕掛けもでかくて話もわかりやすかった。長かったけどね。
ナイロンの最後は後日談っぽい話がありがちで、いつも冗長な感じがしないわけでも
ないんだけど、今回は実に効果的な気がしたのは気のせいか。けっこーぐっときた。
泣かなかったけど。
- The Kiss of an Invisible Man - 透明人間の蒸気@青山劇場
満足度 8,500円/8,500円
高いといえば高いんだけど、期待以上に楽しめた。遊民社が人気あったのも
わかる作品かと。ハコは大きかったけど、ストーリーなどは小劇場っぽい感じ。
小西真奈美はTVで見るよりかわいかった。
- 日本総合悲劇協会 Vol.3「業音」@草月ホール
満足度 5,500円/5,300円
今年の大人計画は松尾スズキじゃなかったので期待は高まる。
シュールな暗さというか、あの世界は健在で、かつ話もそれなりにわかり易いのは
いつもみていて面白いが、衣装やらセットがなんかすごく高そうで、
もはや小演劇の人ではないということを実感。社会のシステムにのまれかけてるような。
それでももう一度みてみたいとは思わせる。
荻野目慶子はまさに体当たり。カメラ持込を厳しく(それほどでもないけど)チェック
していたのはこのせいか?
- 拙者ムニエル「新宿ギリギリ学園」@THEATER TOPS
満足度 4,000円/3,000円
外せないこの劇団はやっぱり外さない。今回は2時間を越えたがそれほど長くは
感じなかった。
まぁ後半は前半ほどのテンポ、展開がなくてちょっとだるかったけど。
それでも設定、セリフ回しなど自分の感覚と最も合う劇団であることは間違いなし。
11月にあるイベントにはいけそうもなくて残念。
- 「おかしな2人」女編@PARCO劇場
満足度 5,000円/8,500円
なにかと話題なのだが、それはほぼ同じ話を男優メインなのと女優メインなのと二本立てとか
そのキャスティングが先行してしまった感じ。
海外ものなのはもっと日本向けにアレンジしたほうがいいと思うなぁ。
明らかに日本人なのに西洋名前なのはまぁ許せるけど、話のテンポ感みたいなものは
俳優の演技を超えたなにかがあると思う。
ジテキンな人たちが演出のようだけど、このスタッフならもう少しできると思うんだけど。
- THE SHAMPOO HAT 第13回公演「雨が来る」@ザ・スズナリ
満足度 2,500円/3,000円
みのすけ、温水洋一といった客演を迎えたせいか、芝居にメリハリがあって前回より
いい感じ。
昔はやった「静かな演劇」を思い出した人は少なくないか。ちょっと違うか。
前回と同じく「これで終わり?」みたいな感じは変わらず。
- 空飛ぶ雲の上団五郎一座「アチャラカ再誕生」@ラフォーレミュージアム原宿
満足度 4,000円/4,800円
最近ラフォーレ多いんだけどどうなんでしょ。ほとんどフラットなので、後ろだとほとんど
見えず。みんなも首を右に左に。
舞台上と楽屋を舞台に(ってなんか変ないいかた?)繰り広げられるのはもうすこし
テンポよくできるのではないかと思うところ。そのせいとはいわないが、ちょっと記憶失うことあり。
WOWOWで復習します。
- ナイロン100℃ 23rd session 「フローズン・ビーチ」@紀伊国屋ホール
満足度 4,800円/4,800円
なぜか初演は見てなかったが、さすが岸田戯曲賞というか、ナンセンス度はやや少なめ、
話がよくつくられてる感じが。
1300円のパンフはつい買いそうになったが、やめておく。
エンディングは初演と違うそうだ。DVDを買うべきか。
- コント「パンタロン同盟」夏が来れば重いだス!@ラフォーレミュージアム原宿
満足度 3,500円/4,200円
レギュラー出演者がいくらがんばっても、特別ゲストの明石家さんまが出てくると全部もっていかれてしまう感じ
がするのはやはりオーラの違いか。ちょっとだらだらしてたように思うけど。
それぞれのコントはちょっと予定調和っぽすぎる感じがしないわけでもなく、
もっと面白くなるような気もするんだけどなー。
村上大樹、ケラなどに脚本を依頼するとこもアグレッシブでいいんだけど。
- 流山児★事務所2002年スペシャル「殺人狂時代」@本多劇場
満足度 4,000円/4,500円
セットとか凝ってて(去年の大人計画を思い出した)、役者の演技も割と安心して
みていられるのだが、いかんせん話がなーって感じ。
まあ悪いとはいわないけど、ベタすぎやしませんか?このテーマならちょっと
皮肉っぽい感じにするとか。ほんとはもっと深い意味あったりして…。
それと気になったのは役者の怒鳴り声。
ほんとにそんなに怒鳴るもんなんですかね…。どなりすぎてイライラします。
役者の皆さんせいでなく、演出のせいだと思いたい。
- 大人計画「春子ブックセンター」@本多劇場
満足度 4,700円/4,700円
クドカン脚本、演出ってことで賛否両論のようだけど、確かにそれもわかる感じ。
面白いことは面白くていいんだけど、なにか物足りない気がしないわけでもなし。
役者の使い方もなんか贅沢だなー、って贅沢っておもうのはこの劇団を何回か見てるからかな。
- 演劇ユニット「トレランス」旗揚げ公演「神経衰弱」@東京芸術劇場小ホール2
満足度 4,500円/4,500円
重い感じの話、難しい長いせりふまわしも演技がうまいと引き込まれる。
予想以上によろしかった。こういう自分の内面にぐぐっとはいっていく話は
演劇ならではないかと思ったり。
バカ芝居もいいんだけどー。
- シティーボーイズミックス PRESENTS「パパ・センプリチータ」@アートスフィア
満足度 6,000円/6,000円
今年で23回目とか。長いことやってるのね。
去年よりもわりとストレートなコントがあり、去年のシュールなのもよかったけど、
今回のもかなりよかった。
WOWOWでやるだろうからもう一度みたいとこ。
卓球の音楽もかなり気になりました。CDでないのかしらん。
- THE SHAMPOO HAT「女の足の裏」@ザ・スズナリ
満足度 2,500円/3,000円
初見。いわゆる静かな演劇?(違う?)
独特(なのか?)な間が下手をすると飽きられそうな感じがしないわけでもないが、
雰囲気は悪くない。
セットと登場人物の不思議さ加減は実にツインピークスなんだけど、脚本の人は
デビットリンチはしらないらしい。
本当に知らないのか、知らないでみていてすりこまれたのかはわからないが。
どうも身内が客として多い気がするけど、
客演陣が小劇場系では割と豪華な気がするので、これをきっかけにして
リピータが増えればなとおもったり。
- 拙者ムニエル 愛のいったりきたり劇場「裏拙者マニア はたらきバチ」@OFFOFFシアター
満足度 3,000円/2,500円
「女王蜂ハチコ」を観たら、こちらを見ないわけにはいかない。
先に「女王蜂..」をみていたらからこそ楽しめる、実に演劇的で拙者的な面白さ。
こういうのはテレビでは楽しめないね。
- 拙者ムニエル 愛のいったりきたり劇場「女王蜂ハチコ」@下北沢駅前劇場
満足度 3,000円/2,800円
いつもよりちょっぴりシリアスな感じもまたよし。
しかしちょっとだらだらした感じあり、もう少し話をコンパクトにしてもよかったかな
と思えなくもなし。
町田マリーのちょっと下世話なかわいさが○。
澤田育子がやらないとこがいいかも。
ま、ちょっと点が甘いかな。
- 双数姉妹「サナギネ―幼年期の終わりに―」@青山円形劇場
満足度 3,200円/3,200円
これまた初見。
わかりやすくてよく作られた話と舞台ならではの演出がとても面白かった。
笑いに走らずにしっかりしたストーリーと無理にテンションの高い役者がいない
ところもいつも見ているものと違っていて、これもまたよしと。
今までなんとなくみていなくて、気にはしていたんだけど、またひとつ楽しみが
増えたという感じ。
2つの物語が壁を隔てて進行していくんだけど、反対側のストーリーが見えないのが
もどかしい。いや見えなくてもどかしい感じが大切ではないかと思ったり。
人生見たことないことのほうが多いんだし。
- 清水宏のサタデーナイトライブ14@ザ・スズナリ
満足度 3,500円/2,800円
初見。いつもと違う趣向らしいけど、次回もぜひとも見てみたいとこ。
ある意味怖いものみたさもあるけど。
面白いと思えるポイントが近いんだろうな。
- 「売り言葉」@スパイラルホール
満足度 5,000円/6,000円
相変わらずの野田演出はよくもわるくもあり。
ま、野田本人がやっていない分落ち着いて見られる感じ。
話もわかりやすく、高校生の芸術鑑賞会にもってこいかも。
- とびだせボーイズ vol.1「紀伊国屋プロレス」@紀伊国屋ホール
満足度 3,500円/3,500円
大人計画の飛び道具的役者さんたちによるユニット。飛び道具って?
ナンセンスコントなんだけど、やはりお笑い芸人がやっているのとはわけが違う。
勢いで笑いを取らないところが実にいいと思うんですけど。
コントの間に挿入されるショートフィルムも実にナンセンスでおっけー。
仕事の関係で3本立ての1本が見れなかったのは残念。
vol.1 ということでシリーズ化されるんでしょうかね。