- TEAM共同責任「最後の晩餐」 青山円形劇場
満足度 4,500円/3,300円
ブルースカイのナンセンスさは猫ニャーでは消化しきれてにないことが明確に。
村上大樹の演出のすばらしさが目立ったかんじも。
このユニットはこれからも続けてほしいなぁと思ったり。
最後のマトリックスぽいのは真剣にうけとっちゃいかんね。
というか説教してるわけじゃないよ、ぜったい。
- みうらじゅん&いとうせいこう「ザ・スライド・ショー7」ザ・ロックンロール・スライダーズin武道館”みうらさん、あんた米粒大だよ” 日本武道館
満足度 5,000円/6,000円
今まではテレビで見ていただけだったが、なんとなくチケットが手に入り見ることに。
初武道館ということで、かなり手が込んでいたようだ。
ブンカッキーの本物を呼んでしまうところも面白い。
スライドそのものよりも、その前のトークのほうがより面白かったような気もしたけど。
スライドは席が遠かったせいもあってよく分からないところもあった。
これはテレビで再確認かなー。
- ナイロン100℃ 22nd session 「ノーアート・ノーライフ」本多劇場
満足度 5,000円/4,500円
実にナイロンらしいナンセンスな感じがとてもいい。ナンセンスなことをやってる
劇団は多いかもしれないが、芝居としてちゃんと見られるのがいいところ。
やっぱり役者が安定してるからかなー。
前作は全員女性、今回は男性とKERAとしてはうまくやりわけたってとこでしょうかね?
わからんけど。
前回よりもわりと整理されててすっきりと見やすかったとおもう。
- ウーマンリブ Vol.6 「キラークイーン666」新宿シアターアプル
満足度 5,000円/4,300円
最近なにかと話題のクドカン。シアターアプルと去年のトップスと比べるとかなり広く
なっているはずなのだが、立ち見がでるほど大盛況。
マスメディアの力はすごいですね。
ストーリーも80年代ネタ満載で、笑わせ加減もちょうどいい感じ。
バービー、尾崎ネタは笑えます。
休憩含んでの約3時間も長くは感じられなかった。
いつも思うけど、松尾スズキの影響を受けながらも、それほど屈折していないところが
誰にでも入りやすいのではないかなと。
その辺は松尾スズキ自身もうらやましがってるんじゃないかなー。
- 第三舞台「ファントム・ペイン」@ル・テアトル銀座
満足度 6,800円/6,800円
10年間封印とか(解散でないならわざわざ言わなくてもいいんではないかと
思ってしまうのはファンでないから?)で、客の年齢がいつになく高いのはやむを
得ないのかところか。
ストーリーも演技もよくできていて、実に第三舞台っぽい感じだ。いつになくセットは
凝ってるような気はしたけど。
主宰はこの「実に」って思えてしまうところから離れたいのではないかと思ったり。
第三舞台って割と主宰が伝えたいと思っているところが、言葉ではいえないけど
ビシビシと伝わりすぎて、自分の中で曖昧になっていることを目の前で「こうでしょ?」
って言われてる感じがしてイタすぎる感じがちょっとつらい。
悪いというわけでは決してないのだが。
それにしても長野里美はかわいいね。
- 拙者ムニエル「絶叫家族」@本多劇場
満足度 4,000円/3,000円
とうとう本多登場!大ブレイクの日も近いか?
大きなうねりのあるストーリーもよく作られていて、
大きな劇場ならではの舞台装置も効果的。
ギャグもわざとらしく感じられなくて、場内大爆笑してしまうものでないところがいい。
役者の演技はたぶん、うまいというものではないと思うんだけど、かといって見ていられないほど下手でもなく。
たぶん、この温度感みたいなものがとてもここちいいのだろう。
それにしてもこの値段でいつまで簡単に見られるのかなぁ。
- 八月納涼歌舞伎 第三部@歌舞伎座
満足度 10,000円(弁当込みで)/11,550円
ついにここまで来たかって感じだけど、野田秀樹演出の芝居ってのがあったからかな、やっぱり。
演目は2つ。踊りがメインのものとお芝居と。
宝塚みたいなものか?
芝居のほうは歌舞伎の野田演出というよりは、歌舞伎テイストを入れた
野田芝居ってとこじゃないですかね。
セリフは野田秀樹っぽかったし。
セットも NODAMAP みたいだったし。
まぁ歌舞伎は初めてだからよくわからんけど、なにかといつもとは違ったらしい。
解説ガイド(進行に合わせて説明してくれるイヤホン付きのやつ、よく博物館にあるような)を借りたり(芝居見るには必要なかったけど)、
幕間にお弁当食べたりして(2500円はやっぱ高い)イベント感強し。
- SHOWCASEシリーズ「ペーパーマリッジ」@紀伊国屋劇場
満足度 4,000円/4,200円
話も分かりやすくて、良くできていて、それでいてちょっといい話で、役者もうまいと
くれば、文句の出ようもないんだけど、なんか物足りなく。
こういうのばかりを見て「観劇が趣味」というようにはなりたくないなと。
なんか、心にイタイ感じがないのよねぇ。
それにしても長野里美はキュートすぎ。
- スズキビリーバーズ「マシーン日記」@本多劇場
満足度 5,000円/4,700円
昔の大人計画をみるようなテンションの高さ。
やっぱこうでないとなー。
阿部サダヲと片桐はいりという飛び道具はまぁずるいんだけどー。
- 「室温 --夜の音楽-- 」@青山円形劇場
満足度 5,000円/5,500円
ストーリーは面白いと思うんだけど、なんか噛み合わない感じがしなくもなく。
それはなぜかしらん。俳優のせいなのか客のせいなのか。
たまの存在感はすごかった。ストーリーに関係なく感動すらしますよ。
- 「ヴァンプショウ」@パルコ劇場
満足度 6,000円/7,000円
各小劇団からの精鋭(?)を集めた感があり。台本なのかエチュードなのか
わかんない感じもしそうなほど役者の個性を活かしたオープニング。
河原雅彦ってかっこいいよな、それにしても。
パルコ劇場は去年の人間風車以来だったようなそうでないような感じだけど、
このときもホラーだったよなーって思うんだが。
7000円はたしかに高いが、セットに金はかかったそうだった。
実にパルコ劇場でやりそうな。
ストーリーは三谷幸喜っぽくはそれほどないような気がしないわけでもなく、
あの雰囲気を求めていくと違うのかしらと思わなくもなく。
- 「贋作 桜の森の満開の下」@新国立劇場
満足度 6,500円/7,350円
初の新国立劇場。なんか建物行政な感じがぷんぷんするのな。
それはさておき、芝居のほうは再演されるだけのことはあるって感じ。
ただ、いつもながらの野田秀樹節にちょっとまいったり。
舞台装置もいつも以上に凝ったものだった。舞台の特性を生かした演出も他ではみられないほど。
俳優陣もみんないいんだけど、なんとなく利用されてる感があり。
それにしても深津ちゃんはかわいいし、古田新太はかっこいいわー。
殺陣は新感線のまんまだし。
- シティーボーイズ ミックス PRESENTS「ラ ハッスルきのこショー」@アートスフィア
満足度 5,000円/6,000円
去年の講演よりもずっと面白い。
客演の差か、演出の差かよくわからんけど、たぶんどっちも。
まあ客演はこれでおもしろくなくてどうすんの?という人ではあるんだけど。
テンポのあるコントはちょっとベタだったりしても面白い。
シティーボーイズを見るのは2回目だけど、メンバーは演ずるほうに徹してるのな。
これって昔から?
ま、テレビで放送されると思うからもう一度見直してみたいとおもう。
- ラッパ屋「斎藤幸子」@THEATER TOPS
満足度 4,000円/4,000円
あいかわらずTVを観ているような、ほのぼのとした空気が流れる。
役者もみんなうまいし、ストーリーもよく練られていて分かりやすくて、誰でも楽しめると思うんだけど、
どうも心の満足感がいまいち足りないと思えるのはどうしてか?
金を払って2時間半もの間を使ったのになにか物足りない。
役者はテレビでもよく見るようになったけれど、そこで見るイメージと変わらないのも意外性がなくて、ちょっとつまんなかったり。
もっともテレビだけでなく、ラッパ屋での扱われかたが固定しちゃってるってことなんですけどね。
まぁえらそうなこといいますけど、2時間半をそれほど長いと思わなかったし、初めて芝居をみるようなオバサマにもお薦めできる芝居ではあります
(っていつも書いてるかも)。
- Nylon 100℃ 21st session on 21st century「すべての犬は天国へ行く」@本多劇場
満足度 5,000円/4,500円
出演者が全員女性であるだけでなく、あの戸川純が出るという話題性十分(?)。
ストーリーは松尾スズキっぽいナンセンスでブラックなところを、keraらしく(?)なんとなく
さらっと見せるとこがなんかすばらしいかと。
前作、「ナイス・エイジ」よりもいいのではないか?
誰にでもストーリーが分かるという話ではないけど
(ちなみに自分が理解できているという自信があるわけでなし)。
戸川順は出番は少ないが、存在感は抜群。
あのビブラートが聞けただけでも幸せか。ゲルニカのアルバムも引っ張り出してきて聞きたくなりますわ(笑)。
番外としては、物販に看板男優陣がいたり、客席にいくらか別の劇団の人をみたりと、別の楽しみも。
- 大人計画「エロスの果て」@本多劇場
満足度 5,500円/4,700円
久しぶりの本公演。今回はチケットも即日完売とか。
こんな芝居が売れるっていうのはうれしい反面、取りにくくなるからちょっと寂しい。
内容はいうまでもなく。ちょっと説明セリフが多いかなぁと思わなくもなかったけど、それはおかまいなしに面白かった。
学生で時間もあれば当日券狙いでもう一度見てもよいと思うほどだ。
あまり深く考えないで楽しむもよし、じんわり染みてくる何かに打ちのめされてもよし(大人計画は絶対後者だけど)。
去年のミュ−ジカルや客演での経験をうまくいかして(?)昇華しているような感じがした。
最近台頭してる宮藤官九郎のことをすごく意識してるように思ったのはぼくだけか?
- 拙者ムニエル「拙者ムニエル春の祭典SPECIAL2001 KING&QUEEN&JOKER」@三鷹市芸術文化センター星のホール
満足度 3,500円/1,500円
1500円という値段からして、内容はやや企画もののショートコント集のような。
ま、ぼくの中では「来てる劇団なので」それも許す。
ジョビジョバのようにならないことを望むのみ。
コントの内容も割とありがちなものだけど、お笑いの人がやるよりも演技で見せる(一部キャラで見せるところもあるが)のが
じっくりと楽しめていいと思うんだけど、どうでしょう?
それにネタも自分の世代とマッチしてて痛いほど面白い。
てなわけで次回はついに本多劇場!。是非観たいものです。
- NODA・MAP「2001人芝居」@スパイラルホール
満足度 5,000円/6,000円
野田秀樹の演技の前にはどうしても壁ができてしまうんだが、
今回もその壁はなくならなかった。どうしてかなぁ。
筋もまぁわからんではない内容だけど、他の役者がやったほうがきっと
いいと思うんだけど。
- オリガト・プラスティコ「カフカズ・ディック」@本多劇場
満足度 4,000円/4,500円
今年一発目は雪にめげず(結構めげたんだけど)、本多劇場へ。
KERAの作、演出で小須田康人だの松永玲子だのが出るとなればいかんわけにもいかず。
いつものナイロンとはちょっと違うナンセンスな笑いはちょっと少なかったかな。
ストーリーも雰囲気もちょっと寂しげな感じ。
そんな雰囲気にぴったりはまってたのは、小須田康人で、存在感がすごくあった。
内田春菊はもっと飛び道具的に使われるのかと思ったけど、ある意味普通だった。
松永玲子はどうもKERAに便利に使われてるような気がするのは僕だけ〜?