• 青い夢の女 (00年 仏=独) シネスイッチ銀座 払ってもいい値段 1600円
    ジャン=ジャック・ベネックスの新作とあっては行かないわけにはいかず、 という感じで。 すごい前のめりでいったせいかちょっと外された。今までの雰囲気とはちと違う。 サスペンスぽいけど、よくみりゃコメディなのね。 ちゃんと最後まとめちゃうのがしっくりいかない感じではあるけど。
  • テルミン (93年 米) 恵比寿ガーデンシネマにて 払ってもいい値段 1600円
    この映画のせいか分からないが、世はテルミンブームだとかそうでないとか。 割とふつーなドキュメンタリーだと思うので、音楽が好きでないとおもしろくないのでは? と思ったり。 米ソの冷戦時代に巻き込まれたということで、ちょっとドラマ性はあるんだけど、 まぁその程度というか。 途中で席立っちゃう人もいたし、興味を持てない人にはまったくおもしろくないと思う。 モーグ先生がでたりで、人によってはとてもおもしろいとは思います。 辛辣なことを書きますが、実に勉強になったっつーか、ええもん見せてもらいました って感じ。 これでよくあるナレーションが入って、もう少し解説があれば教育テレビでやれるね って感じ。 最後の "Good Vibrations"はぐっときますね。スタッフロールもそのままにしておいて ほしかったところ。
  • チェブラーシカ (69-74年 ソ連) ユーロスペースにて 払ってもいい値段 1300円
    キャラかわいい! いってみればそれだけのような気もするけど、これはこれでいいのかなと思ったり。 まぁだったらポンキッキあたりでやってくれればとも。 ウォレスとグルミットみたいにくすっと笑ってしまうような場面も特になく、 実に30年前だということを感じさせてくれる。 それがすれてしまった自分にとってはちょっと痛かったり。 でもこういうの好きなんです。
  • トラフィック (00年 米) 丸の内ピカデリー1にて 払ってもいい値段 1500円
    オスカーとったと、話題性は十分。 だが、そういわれるとあまり見たくなくなるもので。 と思っていたけど、最近多いハリウッドがインデペンデントな監督に撮らせるというものではあるんだけど、それがいい方向に回っていて面白かった。 単純なハッピーエンドでないストーリーもいいし、映像もいい。 残念なのはマイケルダグラスとその娘役。 その辺がハリウッドらしさを出し過ぎ。
  • ダンサー・イン・ザ・ダーク (00年 デンマーク) 銀座東劇にて 払ってもいい値段 4000円
    見よう見ようと思っていても、2時間20分だと聞いてちょっとひるんでいたのだが、 なぜひるんでいたんだろう。 こういう「熱い」のって好きなんですね、実に。 同じ監督が撮った「奇跡の海」もすごく好きでした。 セルマは Bjork 以外に考えられないほどはまりすぎ。
    なによりも音楽がすばらしいね。 Bjork はやっぱこうでないと。 ミュージカル仕立てと聞いてちょっとオーケストラっぽいものを想像してたんだけど、Bjork の音だった。かっこいい!CD買っちゃいそう! ミュージカルシーンで何度こみあげてくるものをこらえたことか。 映像はドグマ95っぽくて(でも違うのは明らか)、それがカメラのブレとなり、 酔って最後まで見られない人もいるようだ。 入り口にもそのようなことが書いてあったし、途中で席を立つ人もいたりして。 でもぜんぜん気にならなかった。それほど引きこまれた。 「ブレアウィッチプロジェクト」のほうがずっと酔ったよ...
    ストーリーも人によっては激しい嫌悪感を感じる人もいるようだ。 その気持ちは分からんでもないトコはあるんだけど、100本のハッピーエンドな ハリウッド映画をただで観るより、この映画を何度も観るほうがイイ。 カンヌとってなかったら単館でしかやってなかったとおもうけど。 ちょっと残念だったところがあるとすれば、ちゃんと決着をつけちゃうところかな。 これはなんとなくだけど。 そういえば、最近カトリーヌドヌーブって重要なわき役やること多いような。 「ポーラX」もそうだったし。 考えすぎ?
    ちょっと熱くなりすぎかしらん。
  • ギャラクシー・クエスト (99年 米) 渋谷シネクイントにて 払ってもいい値段 2500円
    あーん、間違えて感想消してしまった。
    ざっつ・えんたていんめんと。 アメリカの底力みました。 こういう話にしっかりとお金かけてるところ(だって DreamWorks ですよ) がやっぱすごいなと。
    ということを書いたような気が。
  • BROTHER (01年 日・英) 日比谷ピカデリーにて 払ってもいい値段 1800円
    実にエンタテインメント性あふれる作品。 ところどころは芸術性も感じるんだけど(画面全体に流れる切なさとか)、 たけし本人はそれを意識してないと思う。 それだけにすごいのかも。 たけしがかっこよすぎ。真木蔵人も異常に胸板が厚いけれどもそれなりにかっこいい。 その他の脇もそこそこ合った配役だと思う。 ただ気になったのはこれでもかという久石譲の音楽。 ちょっと気分を盛り上げさせすぎなのではないかと思わなくもなく。 もう少し淡々としたほうが切ない感じが伝わるかも。 あ、これはエンタテイメント映画だった。
  • 17歳のカルテ (99年 米) 恵比須ガーデンシネマにて 払ってもいい値段 1700円
    20週近くもやっているロングランをやっとこさみる。しかも新年1発目。 ロングランするからにはよほどの評判なのでは?と思ったが、それほどでもなし。 話自体は悪くないが、どうも優等生すぎてビシビシとくるエネルギーがちょっと 感じられなかった。 重いテーマだと思うんだが、その優等生らしさが深みを与えてないというか。 特に後半の立ち直り方からエンディングにかけては話がとんとん拍子すぎて、 それまでの葛藤がなんだったのか?という感じ。 所詮は最後はハッピーエンドなアメリカ映画か? 決して嫌いな話じゃないだけどなぁ。ウィノナ・ライダーも好きだし。